#007 ひとり勝手なハードル【三日坊主とひとりごと】
中学生のとき、 住むなら田舎(地元)がいちばんだと思っていた。 高校生になって、 大学に行くなら関東圏かな…と勝手に制限をかけていた。 大学生になって就職を考えたときは、 対人の仕事や、営業はぜったい…
中学生のとき、 住むなら田舎(地元)がいちばんだと思っていた。 高校生になって、 大学に行くなら関東圏かな…と勝手に制限をかけていた。 大学生になって就職を考えたときは、 対人の仕事や、営業はぜったい…
会社づとめをしていたころ、 日頃飲んでいたコーヒーはもっぱら缶コーヒーだった。 今、思いかえすとおそろしい。 「休憩のためには 何かしらコーヒー的なものを 摂取しなければならない」 という強迫観念…
ときどき、これでもか! というくらい、 落ち込む出来事がつづく日がある。 仕事のミス、ちょっとしたいさかい、煮詰まる原稿……。 でも逆に、それほんと? というくらい うれしいことがつづく日もある。 今…
ライターである私にとって、 「読書」という行為の意味することはふた通りある。 1つは、文体や表現、全体の構成をなぞるように 職業的視点から、活字を追う「読書」。 もう1つは、読みたいものを読みたいとき…
土曜日は、けっこうな確率で 朝から夕方まで、ぐだぐだ寝ている。 会社員だったころからの習慣がまだ抜けない。 月曜から金曜まで、全速力で駆け抜けたあと ビールをくいっと半分くらい飲んで、ぱたり。 (あま…
「忙しい」というのは、便利なことばだと思う。 「忙しいから、仕方ない」 あらゆる場面で、いいわけに使えてしまう。 とりわけ、自分自身に対して。 「今忙しいから、お受けできません」 (こんな直接的な言い…
「書くことは 光」—―そのことばを見た瞬間に、 自分の心が震えたのがわかった。 定年後、絵手紙をたしなむようになった父宛に、 師とあおぐ方から届いた1枚のはがき。 きっと大切なものだろうに、父はその手…