#220 桜の気配【三日坊主とひとりごと】
春の空気が好き。 そよぐ風がなんとなく なまぬるい温度に色づいて なにかはじまりそうな、 なにかがそっと 終わっていくような。 「桜が咲いた」と ニュースが届けば 年度末の繁忙期も、 あと一歩だ。 今…
春の空気が好き。 そよぐ風がなんとなく なまぬるい温度に色づいて なにかはじまりそうな、 なにかがそっと 終わっていくような。 「桜が咲いた」と ニュースが届けば 年度末の繁忙期も、 あと一歩だ。 今…
ここ3ヶ月くらいで、 「働き方」についての仕事が 劇的に増えた。 「ワークライフバランス」は もうひとむかし前のワード。 副業、パラレルキャリア、 長時間労働是正、生産性向上、 子育てとの両立……。 …
悲しさや、苦しみは なかなか忘れられないけど 気を抜いていると、 すーっと記憶の彼方に 消えてしまいがちなのが、 「感謝」だなあと思う。 10年前、就職が決まらないまま 上京してきた私が、 いちばん最…
仕事がしんどくて、しんどくて 仕方なかった時期があった。 そのころわたしは会社員で、 まあまあ仕事にも、会社にも 慣れてきた頃だった。 最低限の知識や ノウハウらしきものは なんとか身について いつも…
自分の原動力が、 焦燥感とか、危機感とか 怒りとか、悔しさとか そういうのじゃなくなったのって いつ頃だったかな……と、 ふと考えた。 いや今も、 焦ることはたくさんあるし 怒りに燃えることもある。 …
目が覚めると、 カーテンのわずかな隙間から やわらかな光がさしていた。 ひとつ大きく伸びをして、 ほんのすこしだけ カーテンをあけ、 ふたたびベッドにもぐりこむ。 うつらうつらしながら、 わたしは意識…
父が古希を迎えた。 70歳。 父は1月が誕生日なので、 数年ぶりに家族がそろい、 旅行することにした。 そもそも、私は 旅自体あまりしないので 本当に久しぶりだった。 行ってみたいなーと 前々から思っ…
その日、 何人もの「信じられない」 というつぶやきを、 SNSで目撃した。 その人の名前は知っていた。 でも、書かれたものは 読んだことがなかった。 そもそも、 女性が書いたエッセイを、 私はあまり手…
両親のおかげで、 身体はずいぶん 丈夫に育ててもらった。 小さい頃から、 ちょっとしたことで 病院にかかった記憶は あまりない。 さすがに仕事が忙しくなり やられてしまったことも あるにはあったけど、…
1週間という時間の長さは いつもと同じなのに、 1年間をふりかえり、 家族とゆっくり話をして 新しい年を迎えて 「おめでとう」を言い合い 今年の目標を考えたりする そんな年末年始のひとときが キライで…