#330 クオリティと自己満足【三日坊主とひとりごと】
大学卒業してはじめて勤めた会社が雑誌制作(DTP)の会社だったから、オフィスではそこら中でわたしもよく知っている雑誌が作られていて、制作中のデザインデータはもちろん、写真素材やらテキストやら、編集者が…
大学卒業してはじめて勤めた会社が雑誌制作(DTP)の会社だったから、オフィスではそこら中でわたしもよく知っている雑誌が作られていて、制作中のデザインデータはもちろん、写真素材やらテキストやら、編集者が…
わたしは「本が好き」なんだけど、それって一体どういうことなんだろう? と、最近ちょっと考えていた。 「本」と一口にいってもいろいろある。 例えばわたしにとって、ミステリー小説を読むのはただの趣味だけど…
もしも今、じぶんが「大きな会社」の会社員だったら。 ときどき、そんなことを考える。 そもそも「大きな会社」で働いたことがないからただの妄想だし、働き方が多様化している今、そんなこと無意味かもしれないけ…
むかし、インタビューした方に記事を確認してもらったとき、「すごい! なんか自分のことじゃないみたいです!」という感想をいただき、一瞬、固まったことがある。 その方にとっては全力の褒め言葉だったみたいだ…
近ごろ、活躍する同世代の人に取材することが増えた。おもしろく刺激的。新しい世界へのトビラ。すてきな思考、身につまされるエピソード、聞いているうちに「なんか頑張んなきゃな」と思わされる時間。 泥だらけで…
これについては以前から何回も書いているのだけど、わたしは東京が好きだ。 満員電車は大キライだし、休日の渋谷や新宿には微塵も行きたくないし、強烈な人ごみはできるだけ避ける方向で生きているし、それほどアク…
熊谷守一という人の存在を知ったのは、父からだった。仙人のような風貌で、アリやら猫やら、独特のタッチの絵画を描く美術家。 その企画展が開催されるというので、家族と国立近代美術館を訪れた。 美術館。ものす…
冬になると、いつも思い出すレシピがある。 いや別に、ミルクココアお湯でとくやつもおいしいよ? と思っていたのだけど、それは学生のとき、はじめてアルバイトした喫茶店でくつがえされた。 サンドイッチのきれ…
人がたくさん集まる場が大キライで、交流会とかもほんと面倒くさくて、できることならひとり家にこもって好きな本読んでたい……というタイプなのだけど、独立したてのころは切実に人脈がなさすぎたから、いろんなセ…
若年性認知症により、ピアノが思うように弾けなくなった妻。寄り添うように、コントラバスを奏でる夫。 たどたどしく鍵盤を叩いていた手が、ふと止まる。彼女は、かたわらの夫を見上げる。 「もう一度弾いてもいい…