#460 なにかを超えた存在に【三日坊主とひとりごと】
神だのみなんて、したことなかったんだけど。 父はそう、照れくさそうに笑った。 なんでそんな話になったのか、まったく覚えていない。都内のファミレスで、たまたま家族が集っていたときの他愛ない雑談だった。 …
神だのみなんて、したことなかったんだけど。 父はそう、照れくさそうに笑った。 なんでそんな話になったのか、まったく覚えていない。都内のファミレスで、たまたま家族が集っていたときの他愛ない雑談だった。 …
働くことに、特になんの希望も持っていなかった。自分のパーソナリティすらよくわかっておらず、狭い視野のまま就活に失敗し、「やりたいこと」について考える間もなく忙しい職場に飛び込み、目の前の仕事をこなして…
4月某日、桜がまだ残る九段下の駅で家族と待ち合わせ。 妹が、なぜかEric Crapton来日公演のチケットを取ってくれたのだった。 「すごくファン」だったわけではない。でもとりあえず便乗することにし…
ふと、夜中に目が覚めた。枕元のスマホをたぐり寄せると、ぼんやりと「AM2:40」くらいの表示が見える。 あれからどうしたんだっけ。ちょっと仕事してお風呂はいってから寝ようと思っていたんだけど。18:0…
家が片づかない。ちっとも片づかない。 仕事にかまけて生活は完全におろそかにしがちなタイプであり、忙しければ忙しいほどUber Eatsやらコンビニ弁当やらの器がその辺に散らかっていき、洗濯ものは畳まず…
いきなり冷え込んだ空気と、ぐっと低くなった気圧にやられてしまった1日。思うように仕事が進まない。外気温&気圧の変化に身体がついていかない。 先日、36歳になった。アラフォー突入である。 かつて、人生最…
桜は、昨日の雨で半分くらい花びらを散らしてしまっていた。ちょっと肌寒さが残る帰り道。それはまだお昼をすこしすぎたくらいの時間で、ふといつもの帰路で立ち止まり、別の路地へと足を向けた。 今日はもう、あと…
ものぐさで本当にどうかと思うのだけど、ここのところ、「ショッピング」がとても億劫だ。 そもそもインドア体質で、できる限り人混みには出て行きたくない。 会社員だったころは、新宿やら六本木やらにオフィスが…
活字中毒で趣味は読書、さらに職業が元ライター&現・編集者(仮)なので、日常的にけっこうな量のテキストを体内に摂取(インプット&アウトプット)している。 ただそれが行きすぎると、ときどき「本は開いている…
とくに夢や野望をもたずに仕事をしてきたわたしにも、「童話作家ってなんかすてき」なぞと憧れを抱いていた時代があった。まだ10代の頃のことだ。 ただふんわりとした「なんか、いいなあ」なんて気持ちと、勝手に…