#678 若かっただけ【三日坊主とひとりごと】

久しぶりにちょっとだけ夕飯を食べすぎたら、一瞬で胃もたれがして「あ、もう身体が受け付けないんだ」と悟った。19:00以降は基本的に食べない、という、以前のわたしからすると鬼のようなルールがごく日常の習慣になってもう2年くらいたつ。

これはわたしがフリーランスかつひとり暮らしで、自宅が仕事ができるからこそ簡単に習慣化できたことであって、毎日夜遅くまで働いていた会社員時代、コロナ前のように取材やら打ち合わせやら交流会やらで毎日あっちこっち飛び回っていた頃には絶対ムリだっただろう。

幸いなことに、ここ2年くらいはこの習慣のおかげでずいぶん食生活がまともになった。繰り返しになるけれど、以前のわたしからしたら考えられない。とてもじゃないが。

生理前なのでなんだかぼーっとしている。これも、実は以前だったら考えられなかった。「今は生理前だから体調がこうだ」と、自分が把握していること自体が。

20代から30代後半まで、わたしはずっと生理不順だった。何回か、申し訳程度に婦人科に行ったこともあるが、正直そこまで深刻にとらえていなかったし、何の改善もしなかった。当時から結婚・出産する気がなかったからだけど、今思うと本当に怖い。

何がおそろしいって、それほどまでに自分の生活や体調と向き合う余裕がなかったこと。正常な状態に戻った今、以前の生活のめちゃくちゃ加減が空恐ろしくなる。ただ単に、若かっただけなのだが。