#635 予兆【三日坊主とひとりごと】

最後に更新したのはいつだっけ、と久しぶりにログインし、その日付が1月24日であることに恐れおののいている。3ヶ月ちょっと、わたしは何も文章を書く気にならなかったのか。

3ヶ月のあいだ、何をしていたか思い返してみると、心身の調子をどうにか整え、細く長くすこやかに歩める生活ペースを必死に探っていたように思う。そう考えると、たった90日前のことが遠い昔のできごとのように思えてしまう。

いろいろな不調、不具合、失敗、反省、後悔、そんな類のものをいやというほど経て、ようやく「ペースをおさえて歩く」ことができるようになりつつある。

なんとかなる、なんとかする。それでどうにか辻褄を合わせてきてしまった20代、30代前半のツケが、40歳を迎える前に一気におそってきたのは、ある意味しあわせだったのかもしれない。

家にこもってじっと何かが回復するのを待っていた時期はすこしばかり過ぎ去って、10分、15分……と、青空のもとを歩く時間と距離を増やしている。

ほんとうにちょっとずつではあるが、やっと自分の中の歯車がかみあいはじめたようだ。

去年の秋頃から週に3日くらいは何もできない日があったのだけど、ベッドに倒れ込む以外の選択肢が頭に浮かぶようになったので、かなりの進歩だと思うことにしている。

もう社会が「コロナ以前」には戻れないように、わたしの暮らしもここからまた違うかたちになっていくのだろう。その予兆を感じている。