2022年の年明けは、実家にも帰らず、お正月らしいことは何もせず、どこにもいかず、自宅のベッドでぼーっとすごしている。
1年間、ダイエットと体調を整えるために自炊をがんばってきたので、冬休み中は勝手にチートデイ扱いにすることにした。
コンビニでとりあえず好きなものをいろいろと買ってはみたものの、もう1日2食生活に胃が慣れきっているのか、たいした量にはならなかったし、食欲もそんなにわいてこなかった。
とりあえず気持ちばかり、山積みされていた小さな鏡餅を買って玄関に飾った。
今年はどうしようか、と、寝転びながらぼんやり考える。昨年は「もうダメだ。休もう」というところからはじまった。広げすぎたものをがんがん畳み、余分な気がするものは手放し、多すぎる情報はひとまずシャットダウンした。
そうして1年すごしてみた感想は、「そんなにたくさんのものを抱えなくても生きていける」。
たくさんのものは必要ない。でもそれでよかったんだっけ。本当に必要なものだけもって、人との関わりも最小限にして、自分にできることだけ粛々と、コツコツと続けていく。
そんな生活も、きっと悪くはない。悪くはないけれど、わたしはそれでいいんだっけ。
「それでいいじゃん」と思う自分がどんどん大きくなる一方で、「それでいいのか」とどこかで引き止めようとする自分が、まだいる気がする。
それがなんでなのかは、わたしにもまったくわからない。今年1年、考える。