#620 適正サイズ【三日坊主とひとりごと】

この1年を通して、精神的にも物理的にも、どうにか現状の適正サイズのところまで断捨離が進んだ。

部屋にあふれかえっていた不用品、何年も開けていなかった収納箱の中身や、スペースをとるだけで古くなった家電、処分しきれていなかった書類の山、ほとんど着ることがなくなった服、増える一方だった本、ただでさえ狭い部屋を圧迫していた飾り棚。

いっぺんには無理だったので、本当に1年かけて、いろんなものを少しずつ処分してきた。(いったい何回、粗大ゴミの回収を申し込んだことか)

おおかたのものが片付いて部屋を改めて見回してみると、いつの間にか自然と、毎日暮らしていくのに快適なスペースが生まれていて、必要なものが部屋の収納にすっぽり収まっていた。

「ミニマリスト」というほどではないけれど、なんだかやっと、ひとごこちついたような気持ちになっている。

今までそんなことにすら気がつかなかったことも含めて、仕事も生活も、とっくに精神的なキャパシティを超えていたのだと思う。

物理的な断捨離を進めていくのと同時に、自分の精神的なキャパシティとも向き合ってきた。

手を広げすぎていた仕事の領域をすこしずつ狭め、やらないことを決め、手放せるものは片っ端から手放して、自分ひとりでどうにか追いかけられるボリュームを探る。

まだまだ調整中だけど、去年、完全にキャパオーバーを起こして追い詰められていたことを考えると、ずいぶん改善したなと思う。