#609 不思議な身体【三日坊主とひとりごと】

ここ2週間くらい、不調が続いていた。いろいろな心配ごとに重ねて、季節の変わり目特有の身体的な負担もあったと思う。じっとして、波がすぎるのを待っていた。

とはいえ、だ。けっこうヘビーな課題も抱えているというのに、ある程度、こころの平穏を保っていられたのは、習慣になりつつある1日2食の食生活と、基本的に自宅にこもって仕事するリズム、そして作業量が噛み合ってきたからだと思っている。

フリーランス期間が長く自宅仕事に慣れているとはいえ、あちこち取材やら打ち合わせやらに飛び回っていたころは、こんなに落ち着いて生活したことがなかった。

常にバタバタして、気持ちに余白もなく、何かを考える時間もとらず、ただ目の前の仕事のことだけを追っていた。食生活なんてなんの管理もしていなかったし、食べることで何かをまぎらわしていた節もあり、食事で満腹にならないとどこか不安があった。

“身体が資本”なんていうごく当たり前の真理でさえ、本当の意味で理解するには時間がかかる。実践するにはもっと大きなハードルがある。

でもハードルの高さよりも、タイミングの方が重要なのかもしれないと思っている。

たまたまいろんなタイミングが重なって生活が変わり、今では毎日だいたい決まった時間に、腹7分目の食事を2食とるだけで、食欲は普通に満たされている。(気付けば甘いものとか、ジャンクなものとか、お酒とかも欲しなくなった)

本当に、人の身体は不思議。