#578 何が癒しか【三日坊主とひとりごと】

昨年末から、この「三日坊主とひとりごと」の記事(600本近く)をnoteから個人サイトへ移植する作業をコツコツ続けていたのだけれど、久しぶりに大量の単純作業をしたからか、すごく達成感があって何だか癒された。

めんどうくさいなぁ、と思っていたから、コツコツとした作業を楽しんでいる自分がいることに気づいたとき、ちょっと驚いた。

いつからか身の回りにあることの大半が、正解がない、明確なゴールもない、常に自分の頭で考えなければいけない、曲がり角にぶつかるたびに選択を迫られる——みたいな性質のものばかりになっていて、追われに追われ、自分でもよくわからないうちに何だか疲弊していたのもあると思う。

そういえばここ半年くらいの間、なんてことのない日常動画を自ら見ることが増えていた。「平穏な日常」とか「完成図が予測できる作業」とか、そういう類のものが、今の自分にとっての癒しになっているのかもしれない。

身の回りのことを少しずつ整え、もう一度、自分が生きるペースを自分で調節するタイミング。たぶん、そんな時期なのだろう。

テキストの移行はすぐ終わってしまったけれど、そこから新しく、自分の手元でちくちく作業できることに、すこし手を出したりもしている。そういう時間が、何だかんだいちばん落ち着く。熱にうかされず、背伸びすることもなく、ただ目の前のことをやる、みたいな。

また走る気になるまで、このまま当面、淡々といこう。