#558 冬支度をしながら【三日坊主とひとりごと】

久しぶりにハーブティーを大量注文した。夏のあいだは麦茶生活だったけれど、そろそろ毎朝あたたかいお茶を魔法瓶につくって、大量にはちみつを入れてちょびちょび飲む季節である。

コーヒーが好きで、家にいるとつい飲みすぎてしまうので、ミネラルウォーターとハーブティーを用意するようになった。紅茶や緑茶もたまに飲むけど、そこまで好む味ではないかも。チャイとココアは好き。ただいれるのに手間がかかるので、寝る前とか、ゆとりがあるときに限る。

冬支度をしないとなぁ、と、ちょっとひんやりしている布団にくるまれながらぼんやり考える。去年、たしかあまり使わなくなったブランケットとか、はおりものとか、ラグとかまとめて処分したはず。薄手で、でもあたたかい冬用のシーツだけ、早めに買ったほうがいいかもしれない。

どちらかといえば寒いところで育ったおかげで、東京にきてから、防寒のための持ち物はすぐに減っていった。分厚い手袋も、ニット帽も、モコモコした毛糸のマフラーも、今ではほとんど使わない。もう何年も着ているファーのついたコートも、そろそろもう少し薄手のものに買い換えようか。

また冬がくる。冬は毎年、仕事の繁忙期と重なる。そして春をむかえる頃に、わたしはひとつ歳をとる。

ここから春までに考えること、決めること、整えることがだいたい見えてきた。言葉にした決意のようなものが口からこぼれるたびに、少しずつ現実味をおびはじめている。