自分は書くことしかできない。しゃべる場はできる限り避けたい。そう思ってずーっと生きてきた。が、去年くらいからいろいろと腹をくくって、イベントを主宰してファシリテートをしてみたり、声をかけていただいた勉強会でお話したり、そういう機会を増やしてきた。
その延長で、手を出してみたのが音声コンテンツ。
気力と体力が、以前に比べかなり下降気味であることに焦っていたのだけれど、「じゃあ温存する方向を探ればいいんじゃん」と思って、はじめてみることにした。
「書く」がずっと自分の活動の中心だったから、それ以外の選択肢をあまり考えてこなかった。でも、「書く」はめちゃくちゃ精神力を削られる作業だ(※わたしにとっては)。
そこで簡単に使える音声アプリが出てきたので、試しに使ってみることにした。
「たくさんの人に聞いて欲しい」というのではないけれど、自分の日々のアウトプット、考えていることを整理するためだ。コロナ禍で人とザツダンする機会が激減したから、というのもある。(一声も発しない日も、だんだん当たり前になっている)
何回かひとりでしゃべってみて、まだまだハードルは感じながらも、新鮮な感覚がめばえてきている。
「書かなくていいなんて、なんて楽なのか……!!」
考える→めっちゃ整理する→書く→また考えてブラッシュアップする——という工程を延々と繰り返してきたからなのか、「しゃべって終わり」のアウトプットが新感覚すぎる。