首肩こりが悪化して仕事に支障がではじめたので、重い腰をあげて鍼灸院に通い始めた矢先に、今度は腰痛が悪化した。こういうとき、職業病という以上に「歳をとったなー」と思ってしまう。そろそろ仕事用の椅子を買い替えようか。
だから、というわけではないけれど、最近「やめる」とか「捨てる」ことに取り組みはじめている。いま背負っている荷物(といっても大した量はないが)をそのままに、40代にはなれないなぁとしみじみ思うからだ。
体力がこれから増強されることはないし、考えなければならないことはキャリアを重ねるごとに増える。期限まであと2年とちょっと。できる限り、フットワーク軽く動けるように、健康や生活面も、仕事環境も身軽でいたい。
ふと自分の“荷物”を見回してみると、思っている以上に爆弾がたくさんひそんでいることに気がついて、ときどき焦る。
今まで、そこまで致命的なダメージを受けることなく生きてこられているのは、本当に奇跡に近いのかもしれない。
だからといってすぐに全部を放り投げることはできないから、一つずつ、本当に少しずつ片づけていくしかないのだけれど。
そうやって持ち物を見直してみると、「あれっ、なんでわたし、これができないと思ってたんだっけ」と、憑き物が落ちたような気持ちになることがあるから不思議だ。知らず知らずのうちに、「こうでしか生きていけない!」と決めつけていることは、思った以上にたくさんあるらしい。