最近、毎月のように何かしら粗大ゴミを捨てている。今月は掃除機とビーズクッション、ラグ、壊れたまま放置していたプリンタをようやく捨てた。
もともと自宅で仕事をしていたので、在宅ワークが主になり家で過ごす時間が増えたから……という理由は当てはまらない。それでも、我にかえって家中を見渡してみると、たった1Rの部屋の中に、毎度のごとく山のような不要品があることに驚きあきれてしまう。
「もう何も入らない」と思っていた押入れは、半間分、中身をごっそりひっくり返してみたら、バンカーボックスの中に捨てられない(でももう3年以上開いてもいない)古雑誌と文庫本が山ほど入っていた。全部、古本屋に引き取ってもらった。
「とりあえず当面は保管しとこう」とため込んでいた昔の仕事の資料も、直近の契約書だけのぞいて片っ端からシュレッダーにかけている(大量すぎてまだ終わっていない)。
「足りない!」とちょこちょこ買い足してしまっていたバンカーボックスは、半分以上空いて行き場をなくしている。わたしの目はいったいどれほどの節穴だったのだろう。小一時間、問い詰めたい気分である。
使い勝手が悪いことに、気づいていなかったものもある。部屋の仕切りも兼ねている見た目重視のシェルフ、食事用の折り畳みテーブル、わざわざついている収納が使いにくい仕事用デスク。
ミニマリストのようにとはいかなくとも、不要なものはできる限り手放していきたいものだ。