#529 それは優しさか、それとも甘えか【三日坊主とひとりごと】

「フリーランスが起業=マネジメント経験のないポンコツ経営者の誕生」——とある経営者の先輩がそうおっしゃっていて、わたしはもう、同意せざるを得なかった。このうえなく、首がもげるほど。なにしろわたしが、まさにそうだから。

で、この間こんなnoteを書いた。

すべて本心ではあるけれど、こういった話を「優しさ」だと捉えられてしまうのだとしたら、お門違いだ。あくまでも「会社としては、こういった経営努力をします」、という宣言であって、経済合理性があると判断しているから、やっていることにすぎない。

うちみたいな零細企業のパートナーとして「一緒に仕事がしたい」と思ってくれる人に対して、わたしが示したい礼儀というか、姿勢というか、ただそれだけ。

その対岸には、「だから、あなたはあなたの責任を果たしてほしい」という気持ちが、ある。

今後、これまでの“正社員”のように、守られたポジションはどんどん少なくなっていくだろう。「個」として自己管理や自己研鑽ができる人が有利になっていく流れは、止められないと思う。

だからといって、「すでにできる人」とだけ仕事をしていては、チームとして先細るだけ。(それに、運営コストばかりが積み上がる……という、世知辛い懐事情もある)

そのあたりのさじ加減の難しさに、ポンコツ新米経営者であるわたしは、頭を悩ませる日々である。

正解なんてどこにもないから、試行錯誤を続けるしかないのだけれど。