ひとり暮らしで怖いもの。ナチュラルに発声しなくなること、暴飲暴食(止めてくれる人がいない)、寝込むほどの病気、大きな地震、雷。
地元・栃木では夏の雷なんて当たり前だったから慣れちゃあいるけれど、小さいワンルームだと、けっこう怖い。それにまだ5月だぜ。
緊急事態宣言が延長されたかと思ったら(それは納得だけど)、夜中に地震で叩き起こされ、めずらしく大雨が降りはじめ、挙げ句の果てにゴロピカドンと雷が落ちる。
安易にいうのもどうかと思うが、なかなかに終末感がすごい連休最終日だった。
まあ8連休がとれて、カオスだった日々から一瞬ぬけだし、自分の休養と回復のために時間を使えたのでよかったのだけど。
気力も体力も限りある貴重な資源なのである。32-3歳を超えたあたりから、それらが無限には湧いてこないことを思い知って、ときどきメンテナンスの時間を確保するようになった。
わたしのバロメーターになっているのは、活字を読めるかどうか。
本を開いてもイマイチ内容が頭に入ってこなくなったら、危険信号。そうなったら、何をおいても気力の回復を最優先に考えなければならない。
(これを放置すると仕事に支障が出はじめる。なにせ仕事の8割は、活字を読んだり書いたりするものだから)
それにしても本当は今ごろ、オリンピックに向けて東京を脱出する手はずを整えていたはずだった。
“STAY HOME”ーーそんな未来、ちっとも想像していなかったよ。