お休み2日目。とはいえ、月末の平日である。残っていた仕事を少しだけして、月末の締め作業とパートナーさんたちへの支払いをすませる。
これからの数字と向き合う時間は、連休後半にがっつりとることにした。ひとまずはそっと、にらめっこしていたグラフを閉じる。
久しぶりにiPhoneとスピーカーをつないで、ひとりDJしながら家事と片付けをする。日常生活のなかでは、滅多に音楽を聴かなくなってしまった。
企画を立てているときや原稿の編集中に、歌詞のある音楽やJAZZは聴けない。どうしても気が散ってしまうから。
移動中も本を読んでいることのほうが多くて、結果的に、うちのスピーカーはいつもしん、と静まりかえっているのがデフォルトになっている。
久しぶりに自分のプレイリストをあさってみると、この10年で、聴いている曲が大して変わっていないことに気がつく。記憶と結びついている曲が、やはり強い。
わたしが中高生の頃は、好きなアーティストのアルバムが出る日をチェックし、小遣いをコツコツためて、なけなしの3,000円を握りしめてCDショップに向かったものだった。
当時、自分で買ったアルバムは、1曲目から最後まで、バカみたいにかじりついて聴いていた。
いまの十代の子たちは、どんな音楽体験がデフォルトなんだろうか。アーティストや曲を、どうとらえてるんだろう。
昔はよかった、とか言いだすつもりはなくて、単純に、とても気になる。