#491 焦る気持ち【三日坊主とひとりごと】

一歩ずつしか進めないとわかっているし、1日は24時間しかなくて、1年は365日で、わたしの身体はひとつしかなく、どんなにがんばっても、働ける時間がだんだん少なくなっていくことには気づいている。

それでも、ときには焦る気持ちを抑えられなくなったりする。

「こうしたい」「こうありたい」もあれば、「こうしなきゃ」もある。あれもこれもできてない。「できてないこと」の数をかぞえはじめたら危険信号だ。

ぐっと焦りを飲み込んで、目の前で渋滞しているあれこれを見わたす。

「焦るのと急ぐのは違う」

最近はまっているマンガ『キングダム』に、そんな台詞があった。その通りだ。

急ぐ。いまできることを、一つひとつ、できる限りのスピードでやっていくしかない。急がば回れ。

ときには仲間が増えて一気に10段くらい駆けあがれるようになったり、やっぱりうまくいかなくて踊り場で足踏みせざるを得なかったり、まあ“着実に一歩ずつ”なんて、そんなわけにはいかないものだけど。

別にゴールを決めて逆算して動いているわけでもないし、特に誰かに強制されているわけでもない。ただ自分の気持ちだけ、先走りがちである。

でもこんなの、十数年、仕事をしてきてはじめての感覚だ。

「失業保険が切れるまでに転職先が決まらなくて焦る」とか、そういう物理的なことは何度もあったけれど。

わたしはどうなりたいのだろう。普段はそんなこと考えないけど、ふと、我に返る瞬間もある。