#445 ひっそりと、自分のこと【三日坊主とひとりごと】

わたしは今、35歳で独身である。恋人もいない。

30歳を過ぎた頃から、そこに触れていいのか? それとも地雷か? みたいな周囲の雰囲気をなんとなく感じるようになった。

まあ、こちらとしても「気にしてない」と言って「またまた強がっちゃって〜!」となるのも、変に自虐に走って気を遣わせるのも、どちらも面倒くせぇので完全スルーしてきたけれど。

結論だけいえば、パートナーは欲しい。と思う。

でも「結婚したい」気持ちはあまりない。というよりも、実はわたし、恋愛願望がまったくないのである。

昔から、人に対して強い恋愛感情を抱くことがなかった。セクシャリティ的に、どうやらそれは「アセクシャル」というやつに分類されるらしい。

▲どれを参考URLにするか迷ったけど、「アセクシャル」についての定義はまだ曖昧で、明確な診断がつくものでも、何かで証明ができるものではないそうなので、ひとまずは当事者の方の記事を。

思春期あたりから、うっすらと、自分はなにかおかしいのだと思っていた。

「なんかいいな」と思う男性がいなかったわけじゃないけれど、それはいつだって「人として感じる好意」以上にはならなかった。

だからといって、今までそのことで苦しんできたわけではない。飲み会でふられる恋愛トークがうざったいとか、その程度のものだ。

でも「変なのは自分」と思っていた現象に理由がついたことで、こんなに気持ちが解放されるとは思わなかった。

最近、「仕事や生活のパートナー“は”欲しいな」と思うことが増えて、なんとなく、このことを書いてみたい衝動に駆られた次第です。

特に、強い思いもオチもありません。ただの、ひとりごと。