#395 正論にまどわされない【三日坊主とひとりごと】

ついつい、Twitterで流れてくる“正論らしきもの”に、「んなことわかっとるわ」と反応したくなってしまう。まだまだ大人気ないなと思いながら。

「仕事ができる人は常に即レス」「いい仕事をすることが最大の営業」「手元のボールはさっさと手放すべし」とかね。

正論だから、反論ができない。「まあ、ですよねー」としか。できてねぇ。という自分の日常に思いを馳せて、どんよりした気分になる。

そんなことで気分を害しているヒマがあったら、1mmでもいいから自分の仕事を進めればいいだけなんだけど。

むかし、「営業したことないんですよねー」「いただいた仕事は断ったことないです」という大先輩ライターの言うことを「そうなのか」と素直に受け取りすぎて、なんだか自己嫌悪に陥ってしまったことがあった。

どちらも、当時のわたしにはムリだったから。

でも、がんばって営業し、スタンスと合わない仕事を丁重にお断りしながら5年間やってようやくわかったことは、「正論を言葉通りに受け取るとロクなことがない」ということだ。

正論のウラには、いくつもの“但し書き”がある。よく考えたら当たり前のことだけど。

「営業したことない。(ただし、最初のきっかけをつかむまでにはある程度の実績が必要/ある程度の基盤がもうできている/自分の仕事を棚卸しできていていつでもプレゼンできる/ニーズがある程度ある etc…)」

人の正論を、間に受けすぎないこと。