誰かになにかを相談する、ということを、わたしはこれまでの人生の中であまりやってこなかった。
ストレングスファインダーで「内省」や「責任感」が上位にくるようなタイプなので(これがわかったのも割と最近だ)、何があっても自己完結してしまうことがとても多い。良くも悪くも。
自分のことは自分で決めるもの。人に聞く前に自分でちゃんと考えろ。人の時間をむやみに奪っちゃいけない。
別にそう親に厳しく育てられたわけじゃないが、自然とそういう思考になっていた。ちょっと過剰すぎるくらいに。
もともと、子どもの頃からものすごく口下手だったのも、それを加速させたかもしれない。
自分の気持ちとか、考えてることはもちろん、学校から帰って「その日あったできごと」を家族に話すのすら、苦手だった。
人前に出て何かを話す、まとめ役になる、飲み会でワイワイする、営業やプレゼン、ディスカッション。ほんとうに、できるだけ避けてきた。
だからいつしか、考える時間を取れる「書くこと」の方に意識が向くようになったのかなと思う。
ただ、いま30代も半ばになって、ひとりでは前に進められないことが一気に増えてきた。
相変わらず、“相談”はド下手。
下手なりに、おそるおそる小さなことを人に話してみては、考えていたことをうまく言語化できずに退却する……みたいなことを繰り返している。
まあサボってきたぶん、時間はかかるだろう。地道に、少しずつやっていきます。