昨日は取材立会い会議打合せ取材取材、全部エディター(正しくはインハウスエディター)としての仕事だったうえ、ほんとどの取材も面白かったので完全にエディターズ・ハイになっていた。
エディターズ・ハイと、ライターズ・ハイはまったく違う。私の中で。
エディター(編集者)の仕事はマジで幅広いので、タスクに片っ端から取り組んだり、企画を考えたり、これからのPR活動のことを考えたり、面白い取材を受けてどうライターさんと仕上げていくかを練ったりしていると、だんだんとエンジンがふかしっぱなしみたいな状態になってくる。
その合間に、取材でものすごく刺激的なお話を聞いたりするもんだから、いろいろとヤバいわけである。(語彙)
対してライターズ・ハイは、もっとシンプルだ。
取材相手の言葉を反芻し、取材のときの空気感を思い出しながら、一言ひとこと、テキストに落としていく過程で、「あのときの、あの人のあの取材」に没頭していく自分がいる。深く深く潜って、どーにかこーにか言葉をひねり出す。
エディターズ・ハイは、とにかくエンジンふかしながらかっ飛ばしてる感があるけれど、ライターズ・ハイは深海の底にひとりでふかーく沈んでいくような感じ。かもしれない。
どちらにしても、かっ飛ばしすぎるとエンストを起こすし、沈殿しすぎるとなかなか浮上できなくなる。
どんなに経験を重ねても、なかなか「ちょうどよい感じ」で仕事ができずにもがく日々である。