#328 選ばなかった人生【三日坊主とひとりごと】

もしも今、じぶんが「大きな会社」の会社員だったら。

ときどき、そんなことを考える。

そもそも「大きな会社」で働いたことがないからただの妄想だし、働き方が多様化している今、そんなこと無意味かもしれないけど。ほんとは基準なんて、どこにもないんだけど。

でもフリーランスで勝手気ままに働いているわたしは、なんとなく、たまに社会の中での立ち位置みたいなものを確認したくなるのだ。

34歳。仕事をはじめて10年とちょっと。

独身でバリバリ仕事してるのは今と同じだとしたら、たぶん、なんかのプロジェクトリーダーみたいなこととか、どっかのチームの主任くらいにはなれているかな。

そしておそらく、何人か部下か後輩ができているだろう。自分の仕事の棚卸ししはじめて、悪戦苦闘しながら仕事を教えてるかも。

上司からはある程度、責任あるミッションを与えられて、現場との板ばさみになってる毎日かもしれない。

プレミアムフライデーってなんだよ、とか思いながら、違う部署で活躍する同僚とその辺の居酒屋で、グチまじりにビール飲みながら仕事談義してるだろうな。

選ばなかった人生。

フリーランスにはわかりやすい“レベルアップポイント”がない。

部下ができるとか、昇進するとか、はたまた部署が変わるとか。

だから意識しないと、何ヶ月も、何年も、なにごともなかったように同じような時間が過ぎていってしまう。

じぶんの中での区切り、できるだけつけていきたいところ。