もしも今、じぶんが「大きな会社」の会社員だったら。
ときどき、そんなことを考える。
そもそも「大きな会社」で働いたことがないからただの妄想だし、働き方が多様化している今、そんなこと無意味かもしれないけど。ほんとは基準なんて、どこにもないんだけど。
でもフリーランスで勝手気ままに働いているわたしは、なんとなく、たまに社会の中での立ち位置みたいなものを確認したくなるのだ。
34歳。仕事をはじめて10年とちょっと。
独身でバリバリ仕事してるのは今と同じだとしたら、たぶん、なんかのプロジェクトリーダーみたいなこととか、どっかのチームの主任くらいにはなれているかな。
そしておそらく、何人か部下か後輩ができているだろう。自分の仕事の棚卸ししはじめて、悪戦苦闘しながら仕事を教えてるかも。
上司からはある程度、責任あるミッションを与えられて、現場との板ばさみになってる毎日かもしれない。
プレミアムフライデーってなんだよ、とか思いながら、違う部署で活躍する同僚とその辺の居酒屋で、グチまじりにビール飲みながら仕事談義してるだろうな。
選ばなかった人生。
フリーランスにはわかりやすい“レベルアップポイント”がない。
部下ができるとか、昇進するとか、はたまた部署が変わるとか。
だから意識しないと、何ヶ月も、何年も、なにごともなかったように同じような時間が過ぎていってしまう。
じぶんの中での区切り、できるだけつけていきたいところ。