#325 トーキョー好きな女【三日坊主とひとりごと】

これについては以前から何回も書いているのだけど、わたしは東京が好きだ。

満員電車は大キライだし、休日の渋谷や新宿には微塵も行きたくないし、強烈な人ごみはできるだけ避ける方向で生きているし、それほどアクティブでもなく時間があるときは家にひきこもって本を読んでいるだけの暮らしを送っているけれど。

それでも、わたしは東京にいたい。

実はいままでに何度か、地方に引っ越すことを考えたことがある。地方といっても、東京近郊だけど。

生活コストを下げることを本気で検討したのと、どうにかして2部屋あるアパートに住み、仕事専用の部屋を持ちたいと思ったからだった。

ちょっとだけ考えて、すぐにやめた。

わたしはこの東京だから、いまの生活を続けていられるような気がしたから。

もちろん、いまの仕事の95%が都内で完結しているというのも小さくはない。パソコン1台あればどこでも仕事ができるライターとはいえ、仕事相手と直接会ってやり取りができるのは、まだまだ強い。

この先オンラインツールが発達し、リモートでもっとコミュニケーションが簡単に取れるようになったとしても、わたしはそう簡単に東京を離れないような気もしている。

「なんでだろうな」と考えようとしたところ、もう言語化してくれている人がいた。

▼なぜ、高知に住みたいと思えないのか
https://note.com/yuuuuuiiiii/n/n1055d4156392

そう。東京は、わたしのような人間にはかえって優しい街だ。それに、どこで生きていたってなにかを消耗する。どちらを選ぶかは、個人の自由だよね。