オフ→オンにするよりも、オン→オフにする切り替えの方が、ずーっと難しい。
以前、リモートワークがテーマの取材をしたときに、ある社員の方がおっしゃっていて「いや本当にそうですよね!!」と、心のそこから共感したことがあった。
自宅で仕事をしている。フリーランスとして働く。
「わたし、ムリ! だってぜったいスイッチ入らなくて自己管理できないから!」
だから、フリーの人ってすごいよね。そう言われることがとーーっても多いんだけど、違うんだよ。
オフ→オンのスイッチになり得るものは、締め切りとかお金とか人づきあいとか、いくらでもある。だれでも、切羽詰まったら自動的にオンになるから!(笑)
でも一度かかったエンジンを、クールダウンして完全に切るのは、思いのほか難易度高いのだ。
「休もう!」と思っても、メールやらチャットやら、やりかけの仕事が気になる。
休みの間に大切な連絡がきてないだろうか。あの手をつけてない原稿どうしよう。あっ、あの企画のアイデア思いついちゃった。忘れないうちにまとめとこうーー。
結果的に、あれ、わたしなんだか結局休めてないんじゃん? みたいな状態に、陥りがちだ。
で、注意したいのは、どんなに表面的には楽しくても、“オン”の状態が続きすぎると、着実になにかを消耗しているということ。
だからどうスイッチを“オフ”にして、自分をリフレッシュするか。
それができるようになることが、自己管理の第一歩じゃないかなあ。