「でもわたし、こないだそれ、
 ちゃんと言ったんですけどね」
仕事してると、
 そんな場面によく遭遇する。
(そして、たまに自分でも
 思ってしまうことがある)
でも違うんだ。
「言った」と「たしかに伝わった」は
 まったくもって別モノなんだ。
それはただ、
 自分は伝えたつもりになっている、
 にすぎなくて
相手からしたら
「そういえばそんなこと言ってた?
 ああ、よくわかってなかった、ごめん」
「そんなこと話したっけ? 覚えてない」
くらいの、レベル感でしかない。
相手がちゃんと聞いてないとか
 相手がこっちを軽視してるとか
それ以前の問題なのは
「ちゃんと相手に伝わるように
 配慮したのか」というところ。
口頭でなんとなく伝えるんじゃなく、
 要点をまとめたメモを先にわたす。
理解してくれたのかどうか、
 その度合いを確認する。
なんども形を変え、繰り返して伝える。
「伝わらねえ」と嘆くまえに、
 できる工夫は死ぬほどある。
できることを、もっと考えたい。