#287 どんどん季節は流れて【三日坊主とひとりごと】

世の中で夏休みが終わり、
残暑が長引く気配もそこそこに

あっという間に
12月初旬(の、気温)だけど。

ついこないだまで、
除湿して扇風機してないと
いられなかったのに、ね。

でも夏より冬が好き。

春と秋はもっと好きだけど、
それはほんとに一瞬のきらめきを
逃さずつかむような感覚で

夏や冬のように
「ひとつの季節を過ごす」のとは
ちょっと違っている。

肌寒くなって、
ひっぱり出したストールを、
ぐるぐる巻いて出かける、とか。

朝の空気がつめたくて、
ぬくぬくと毛布にくるまる、とか。

寒い寒いとブツブツいいながら、
しょうがのハチミツ漬けに
どばどばお湯を注ぐ、とか。

そんなことの一つひとつに、
なんだか、愛おしさを覚える。

……なんて、
日々 “ていねいな暮らし” は
全くできていないけれど。

それでも毎年、律儀に
季節がこうしてめぐってくれるから
自然と、生活に変化が生まれる。

似たような毎日をすごしていても、
時間の移ろいを体感できるのは
そのおかげ。