#250 自分の文章で人生が動いた【三日坊主とひとりごと】

もう10年ほど前の話。

私がはじめて転職した会社は、
別に採用活動をしていたわけではなかった。

それなのにわざわざ面談の時間を
作ってくれたのは
(そして最終的に採用してくれたのは)

「エントリーの文章がよかったから」
だったそうだ。

一応「常時募集」状態だった
その会社のエントリーフォームは、
改行すらできない
1個のテキストボックスだった。

長文を貼り付けたら読みづらすぎる。
それでも伝えるべきことは
伝えなければいけない。

私は逡巡し、Wordに打ち込んだ
自分の想いの丈を何度も何度も
推敲しては書き直した。

サイトをすみずみまで熟読して、
共感した内容について素直につづった。

魂こめて書いたら、文章だけでもこんなに
人に伝わることもあるのかと
実感したはじめての経験だった。

逆に、手抜きの文章は1秒でバレる。

人の自己紹介文などを
見る機会が増え、余計にそう思う。

私自身も、
あのときの必死な気持ちを、
忘れずにいたい。