#246 「すごいね」なんて一度も言われたくなかった【三日坊主とひとりごと】

子どもの頃からずっと、心のどこかで
「自分ができること」や
「どうやら人より得意らしいこと」に

ある種の引け目のような、
居心地の悪さを感じてきた。

気持ちの奥に
押しとどめてきたことなので、

言葉にするのは
とっても難しいのだけど。

両親が愛情もって育ててくれて、
ちゃんとした教育を
受けさせてもらったおかげで

勉強もそれなりにできたし
人生の多くの局面において、
「とりあえずちゃんとした人」として
認識してもらえることが多かった。

そんな自分にさんざん、
助けられてきた一方で

なんでそんなこと言われなきゃ
いけないのか、と悲しくなることも
たくさんあった。

「もともとできる人はいいよね」
「わたしとあなたは違うんだから」

地味に、けっこう傷ついてきた。

そりゃあ、単純に自分だけの
力じゃないことはわかってるけど。

わたしも
自分なりに必死で武器を磨いて、
戦ってきた(いる)わけであって。

わたしをあなたの、
言い訳に使わないでほしい。