師走である。
どう考えても、どうあがいても
どうしようもないくらい
師走である。
「師走はバタつく」と
わかっていて、
ある程度余白をもって
スケジュールを組んでいるつもりでも
なぜかあらゆる
想定外のことが起きるのが
師走である。
師走はなぜに、
これほどまでに師走なのか。
……なぜなら、
それは師走だから。
ちょっと何を言ってるのか
わからなくなってきたが
そろそろ
「2016年も終わるんだな」
と実感してじわじわきている。
この1年を振り返るまもなく、
来年1年の布石になるような
できごとが頻発していて
うれしい悲鳴をあげている。
「試されている」
「正念場」
という単語が
チラチラと頭の片隅をよぎる。
なにを選び取るのか、
そして、
なにを手放していくのか。
そろそろ、ひとりの腕で
ムリやり抱えているものを
見直していくべきかも
しれない。
これほどまでにこころを
かき乱す師走であるが、
通り過ぎるのもまた一瞬である。
あっという間に、
「次の1年」がくる。