#197 「楽しい」より「うれしい」がうれしい

取材のときに、
「いちばん大変だったことは?」
とか

「いちばんのやりがいは?」
とか

つい、安易に聞いてしまいがちだ。
最近すごくそれを反省している。

なぜなら、自分に置き換えて考えると
「あれっ、答えられん」と
気づくから。シンプルなことである。

わたしがいちばん困るのは
雑談のなかでたまーにされる
「最近楽しかったことは?」
みたいな質問だ。

聞かれた瞬間、思いっきり
答えに窮してしまうので

(仕事ばかりで楽しくないのか…)
とか思われてそうだけど。

あまり、自分は
「楽しいか楽しくないか」
という尺度で、
ものごとをかんがえていない気もする。
仕事も、生活も。

そんなことを悶々と考えていたら
仕事でとっても“うれしい”ことがあった。

詳しくは書けないのだが、
少なくとも2、3日浮かれていた。

「楽しさ」ではなくて
ほんのときどき、ご褒美のように
手元にやってくる「うれしさ」。

そんなわずかな一瞬のために、
日々駆け回っているのかもしれない。