前からおもしろいなーと
思ってるんだけど、
ライターって
ふだんまったく本を読まないか、
それなりに読書もするか、
完全に二極化してる。
でも校閲や校正の仕事してる方は、
100%重度の読書好き。
(わたしが今まで
出会った人に限るけど)
「読む」と「書く」の
あいだにある隔たりは
何なんだろう。
表裏一体なようでいて、
実はけっこう違うようだ。
わたしの場合、
いろんなプロの文章を
「読んできた」経験、
幼いころから学生時代くらいまでの
読書体験がやたら充実していたことが
ライターとしての
基礎力になっているのは
まちがいないと思っている。
すくなくとも、
「プロの書く文章はこういうもの」
という判断基準は身についた。
だから今も、あえて
“仕事モード”で本を読むこともあるし
いいなと思った文章は
書き写して構造をみたりする。
自分の文章力なんて
たかが知れている。
だから私は、できる限り
「名文」と感じる他人の文章に
ふれていきたいと思う。