#157 もったいない。【三日坊主とひとりごと】

創業から何年、何十年と
たっている企業さんから、

会社案内やサイト制作の
ご相談を受けるとき、

「もったいないなあ」と
思うことが多々ある。

創業社長が代替わりし、
社員の方も多くが
入れ替わっていたりすると、

会社のなりたちとか、
創業当初の想いとか、
たくさんのできごととか、

覚えている方があまり
いなかったり、
重要視されていないことが
多いから。

「歴史」は、
会社の強いアイデンティティになる
とても大切な要素だ。

コモディティ化しつつある
サービスや商品の品質で
差別化するのは大変だけど、

「他社と全く同じ歴史です」
という会社は、絶対にないはず。

だから、創業間もない企業は、
まさに「今」を記録してほしいと思う。

10年以上が過ぎたとき、
それはかけがえのない財産に
なるはずだから。

国家の歴史も、「通説」として
受け継がれていくのは、
一次資料に記述が残っていること。

逆にいえば、
きちんとした記録がないことは、
歴史にならないのだ。