#145 ただ「いる」場所【三日坊主とひとりごと】

うっかり財布を忘れ、
PASMOの残額だけで
1日を乗り切ったことが
何度かある。

そんなとき、東京の街中って、
お金を持っていないと
どこにもいられないな!

と思い知らされる。

普段はそこまで
考えることなく、

駅前のコーヒーショップや
ファーストフードで
快適に時間をつぶしたりするけど。

「何もできない」のもそうだけど、
それ以前に「どこにもいられない」。

ちょっと座って休む場所すらない。

以前、参加した
西村佳哲さんのフォーラムで、

最初に出た話題が
「公共の場所がなくなっている」
ということだったのを、
おぼろげながら思い出す。

昨日、打合せに行った
先のビルの隣には、
ちょっとした公園的な
スペースがあった。

サラリーマンの人たちが
タバコ片手に
たむろしていたけれど

そこまで気にすることなく
ぼーっと緑を眺めてすごした。

確かにそういうことを、
久しくしていない気がした。

生きづらい、とまではいかずとも
場所について、いろいろ考えてしまった。