「文体」って、表情と同じだと思う。
文章の表情。
はっちゃけたことを
仏頂面では書かないし、
ハードボイルド調の文を
穏やかな笑顔では書けない。
ちなみにこの雑文は、
普段の仕事ではあまり書かない、
である調のこんな文体。
ということをルールにしている。
別にかっこつけてるわけじゃないし、
世の中を憂えているわけでも
ないのだけど。
どうも覇気がなさそうな
印象を与えていたらしく、
いろんな人に心配されていた。
だから、
いっそのことぜーんぜん違う文体に変えてみようかな? とか思ったんですけど、それも今さら感があるじゃないですか。だから伝えたかったんですよね。文体によって印象がガラッと変わるのを!
「自分らしい文章」を模索する。それもひとつの解なのかもしれない。しかしそれだけが正しいのだろうか? 否、文筆業を営むと決めた以上、私は自分の筆で描かなくてはならないのだ。あらゆる豊かな表情を。
つまり
「ワザとだから心配しないで」です。