#138 もの書く人の一寸先【三日坊主とひとりごと】

正直、自覚は半年くらい前からあった。
「この状態が続くとヤバいな」
っていう。

でも、仕事があることはありがたい、
きた依頼にはできる限り応えたい。

わたしはどうやら、
知らないうちに
自分が望んだ日常に
疲れ果てていたらしい。

「ものを書く」ということについて
尊敬する書き手の方が
こんなことを言っていた。

『一寸先は、“病み”。』

私はゼロからさまざまなものを
生み出している作家でも、
世の中のトレンドを追いかけるような
媒体の仕事をしているわけではない。

それでも、自分自身のアタマで考え
誰かから何かを受け取って
「ものを書き続ける」ことは

すくなからず、
自分のなかにある何かを
少しずつ消費しているということだ。

それにはじめて気がついた。

自分のコンディションを整えないまま
高速回転し続けていたら、
磨耗してすり切れるのは当たり前。

頭だけで仕事をしてるんじゃない!
と、心や身体から、怒りのサインが
出されたのかもしれないと思っている。