正直、自覚は半年くらい前からあった。
「この状態が続くとヤバいな」
っていう。
でも、仕事があることはありがたい、
きた依頼にはできる限り応えたい。
わたしはどうやら、
知らないうちに
自分が望んだ日常に
疲れ果てていたらしい。
「ものを書く」ということについて
尊敬する書き手の方が
こんなことを言っていた。
『一寸先は、“病み”。』
私はゼロからさまざまなものを
生み出している作家でも、
世の中のトレンドを追いかけるような
媒体の仕事をしているわけではない。
それでも、自分自身のアタマで考え
誰かから何かを受け取って
「ものを書き続ける」ことは
すくなからず、
自分のなかにある何かを
少しずつ消費しているということだ。
それにはじめて気がついた。
自分のコンディションを整えないまま
高速回転し続けていたら、
磨耗してすり切れるのは当たり前。
頭だけで仕事をしてるんじゃない!
と、心や身体から、怒りのサインが
出されたのかもしれないと思っている。