私はフリーライターで
文章を書くことを生業に
しているわけだけど、
どういうわけか
「好きなことをやっている」
「楽しいことをやっている」
感覚があまりない。
いや、たしかに
嫌いではないけど。
(嫌いだったら
とてもじゃないがムリだ)
だから「好きなことを
仕事にできていいね」とか
「昔から文章書くの
好きだったんですか?」とか
「仕事楽しいでしょ?」とか
聞かれると、嫌悪感までは
いかないまでも、
なんだか心の底のほうが
ムズムズとするような気がして
「いやなんかちがうんだよな
よくわかんないけどちがうんだよ」
なんてわけのわからない
言い訳をしたくなる。
その感情の、答えを今日、見つけた。
わかる、わかるよ。
私は、はあちゅうさんほど
ぶっとんでないけど、わかる。
“変態には、変態の自覚がない”
たぶん私は、
書く仕事の変態だったのだ。