#115 誰がために【三日坊主とひとりごと】

自分が人前に出ることになるなんて
ましてやトークイベントに
呼ばれるようになるなんて

1mmも思っていなかった。

というか今も半分、
へええ、という気持ちである。

なにをそんなにエラそうに。
と思う自分と。

ほんとに私なんかで
大丈夫かよ、と思う自分と。

登壇者のみなさんに
助けていただき、
なんとか乗り切ったわけだけど

こんな私の話でも
そして、たった数人であっても
「役に立った!」といってくれる

そういう人がひとりでも
いたなら、出てよかったなと思う。

制作関係の仕事をしていると

いったい何のために、
誰に向けてものを作っているのか
ときどきわからなくなることがある。

そんなときに思い出すのは、

私の記事を読んで
行動してくれた人のこと、
「これが伝えたかった!」と
言ってくれた人のこと。

「ターゲット」とかいう便利な言葉で
くくっているからわからなくなる。

きっと、その情報を
心から必要としている
ほんの数人のために、

私は文章を書いている。