有名人にインタビューしたい
と、ライターになってから
一度も思ったことがない。
好きな著名人の方のインタビューは
他のライターさんの記事を
読めれば満足だ。
社会問題に切り込みたい
と思ったことも、あまりない。
問題意識はあっても
そこを根気よく深掘りして、
世の中に問いかける覚悟は
私にはない。
創作にも、ぜんぜん興味がない。
興味がない、っていうか、
それは無理なだけか。
私は企業のなかで、
人知れず奮闘している人の
手助けができればいい、
テキストコミュニケーションを
苦手とする人たちがいるなら、
自分が多少は役立つかもしれない。
そう思ってライターになった。
事実、文章を書くことに
苦手意識を持っていたり
想いが強すぎて
上手に制御できていなかったり
世の中には意外と、
そんな人たちが多くて、
私の仕事は、なんとか
成り立っているわけだ。
文章が変わっただけで、
何かが変わることは
そうそうないかもしれないけれど。
その可能性を、追求してみたい。