#058 しなくなったこと【三日坊主とひとりごと】

中学生のときは、
まだカセットテープの
ウォークマンを持っていた。

高校になり、
遠距離通学になってからは
CDウォークマン。

毎日、往復3時間の道のりを
共にするアーティストを
選ぶのに、相当熟考したものだ。

大学時代に大活躍したのは
MDウォークマンとコンポだった。

JAZZにのめり込んだ私は、
バンドのデモ音源をつくったり
好きな曲だけ編集してみたり。

そしてたぶん、20歳すぎたくらい
だったと思うのだけど、

私は、はじめてiPodを手にした。

初期のころのiPod nanoだった。

アーティストのアルバム1、2枚を
厳選して持ち歩いていたことを考えると、
「8GB」というデバイスの登場は、
衝撃的だった。

それ以来、「編集」を
する必要が、全くなくなった。

その後、今にいたるまで、
愛用し続けているのは
iPod classicである。

その容量、160GB。

あれから10年たつけれど、

それが埋めつくされたことは
まだ、一度もない。