梅雨の時期、
なにより憂鬱なのは
「髪」。
よく、サラサラの
ストレートヘアが美しい女性が
「ええ〜クセっ毛、
可愛いじゃん。うらやましいー」
とかなんとか
のたまうことがあるが、
彼女たちには
わかっていないのだ。
「やわらかクセ毛風☆」と、
「リアルハイパー頑固クセ毛」の違いが。
幼い頃はくるくるクセ毛と
派手な顔立ちのせいで
フィリピン人と間違われ、
小中学校時代は、
毎朝いうことをちっとも
聞いてくれないクセ毛を、
ムリやり縛りあげて登校していた。
そんな私にとっての
「革命」が起きたのは、
高校2年生くらいのときだった。
どうやら「縮毛矯正」というものが
あるらしいと聞きつけ、はじめて
オシャレな美容院に行った。
施術後、自分のクセ毛が、
ストレートヘアに
おさまったのを見て、
ほんとうに感動したものである。
ただひとつの欠点は、
それほど大した髪型ではないのに、
やたらと維持費がかかることだ。
あれから15年、もはや
あきらめてはいるけれど。