わたしは「本が好き」なんだけど、それって一体どういうことなんだろう? と、最近ちょっと考えていた。
「本」と一口にいってもいろいろある。
例えばわたしにとって、ミステリー小説を読むのはただの趣味だけど、ビジネス関係の書籍を読むのは仕事。アカデミックな本は好奇心から。ノンフィクションは視野を広げるため。
……そう、全部、読んでる目的が違う。
だから、視野が広がるんだったら、仕事のインプットが効率よくできるんだったら、別に「本」という形式じゃなくたっていいはずだ。
今のところ、音声や映像のコンテンツより、本のほうがインプットするのに便利、と感じているけど、突き詰めて考えると「それだけ」かもしれない。
(ちなみに一時期オーディオブックも試したけど、わたしにはイマイチ合わなかった。インターネットラジオやポッドキャストはいい)
逆に、小説やエッセイは「本」じゃないと価値が半減してしまう気がする。
その作家さんの書く文章、文体、紙面からにじみでる雰囲気を楽しむ時間だから。
あえて「文字だけ」の情報から、実際の場面を勝手に、自由に思い描く時間の楽しさは、何にも代えがたいと思っている。(だから実写化される作品には、必ず誰かしらからの文句が出るわけであって)
純粋に「本を読む楽しさ」と、「必要なインプット」は、わけて考えたい。
もっと効率的な手段が他にあれば、そのぶん「趣味としての読書」に時間を費やせるのに。