#322 あのころ、仕事をもらえなかった理由【三日坊主とひとりごと】

人がたくさん集まる場が大キライで、交流会とかもほんと面倒くさくて、できることならひとり家にこもって好きな本読んでたい……というタイプなのだけど、独立したてのころは切実に人脈がなさすぎたから、いろんなセミナーやら集まりやらにがんばって顔を出していた時期があった。

(注:人が嫌いなわけじゃないんだよ。気心の知れた人たちとしっとり飲むのは大好きです!!)

でも結局「これ誰だったっけ?」という名刺の束がどんどん増えただけで、消耗したわたしは営業活動をDM郵送作戦に切り替えた。

いま振り返ってみれば、交流会での振る舞いを、わたしは全然わかってなかったなと思う。

独立したばかりなんです。ライターです。できることがあればお手伝いします。

「何ができるのか、どのくらいできるのかわからないぽっと出のライター」に、一度会っただけで仕事なんか発注するはずがない。

もっといえば、「とりあえず何でもいいから仕事ほしい」なんていうオーラが出ていたら台なし。

どんなに前のめりだろうが、やる気に満ちあふれていようが、「自分ができること」や、「こういう仕事したい」という意思を示せなければ仕事につながる確率は極めて低いのだ。

最近、ありがたいことにいろいろとお問合わせをいただくようになり、当時の自分のことを思い出している。

「何でもいい」「誰でもいい」という気持ちは、すぐにバレる。

そうじゃないご縁を、ひとつずつ大切にしていきたい。