#223 基本的に節穴【三日坊主とひとりごと】

私がはじめて働いた現場は、
雑誌の制作会社だったので

「これでもかーー!!」
というくらい、

チェック体制が厳しかった。

なぜなら、全国で発売される
雑誌に

誤字・脱字やら
レイアウト崩れやら
その他さまざまなミスが

あったら
取り返しがつかないからだ。

校正の専門チームがあって、
全員が「ミスは許されない」と
強く意識していた。

それでも、それだけやっても
“人の目”なのでミスは起こる。
(けっこう始末書を書いたなあ…)

ほんとに、
「人間の目って、なんで
こんなに節穴なの?」

と何度思ったことか。

だから今、そういう体制がない中で
パンフレットなど、
紙媒体の制作を請け負うと

異常なまでに緊張する。

雑誌に比べたら、
企業で使うツールの印刷部数は
微々たるものが多いけれど

「私は絶対に何かミスをしている」
と、目を皿のようにして
原稿をチェックする。

Webの仕事が多くなって
そこまで神経使うことは減ったけど

あの独特の緊張感。

何度やっても、大変です。