#187 「読む」と「書く」のあいだの隔たり【三日坊主とひとりごと】

前からおもしろいなーと
思ってるんだけど、

ライターって

ふだんまったく本を読まないか、
それなりに読書もするか、
完全に二極化してる。

でも校閲や校正の仕事してる方は、
100%重度の読書好き。

(わたしが今まで
出会った人に限るけど)

「読む」と「書く」の
あいだにある隔たりは
何なんだろう。

表裏一体なようでいて、
実はけっこう違うようだ。

わたしの場合、
いろんなプロの文章を
「読んできた」経験、

幼いころから学生時代くらいまでの
読書体験がやたら充実していたことが

ライターとしての
基礎力になっているのは
まちがいないと思っている。

すくなくとも、
「プロの書く文章はこういうもの」
という判断基準は身についた。

だから今も、あえて
“仕事モード”で本を読むこともあるし
いいなと思った文章は
書き写して構造をみたりする。

自分の文章力なんて
たかが知れている。

だから私は、できる限り
「名文」と感じる他人の文章に
ふれていきたいと思う。