#163 無自覚である自覚【三日坊主とひとりごと】

結城浩さんの文章がすきで、
ときどき過去のnoteなんかを
読み返すのだけど

何回見てもタイトルで
「ドキッ」とするのが
これ。

「文章を書くというのは楽しい仕事です。
でも、文章を書く仕事は「無から有を産む仕事」でもあるので、メンタルな部分のケアは重要です」
(※結城浩さんのnote「心の健康を守りつつ書いて! お願いだから。(文章を書く心がけ)」より)

https://note.mu/hyuki/n/nbc140a5d8b08

以前、先輩ライターが登壇する
イベントに参加したとき、

最後の最後、
「ライターにとってなにが大事か?」
という締めの質問に対し

「健康診断に行ってください」

と真剣な表情で答えた方がいた。

今ならその意味がわかる。
ライター専業になって、
4年がたった今なら。

まず、アウトプットを目的にして
人からなにかを聞き出す、
という作業(=取材)は

想像以上になにかを消耗する。

辛いとかキツイとか
そういうことじゃない。

単純に精神力がいるということ。

その後、
その人の言葉と向き合って
ひとつひとつ
アウトプットする作業も

ものすごくいろんなものを消耗する。

ただ、問題なのは
原稿が書きあがり、
さらにお礼なんていわれると

その「消耗」が
吹っ飛んだ気になってしまうことだ。

消耗に無自覚なこと。
それを今、やっと自覚しはじめた。