これだけ世界が
情報であふれかえっていて
その中から、
一瞬で関連情報を
ピックアップできる
検索方法が浸透し
さらに、それがいつでも使えて
手のひらにおさまる
最強のツールを
私たちは手に入れたというのに。
本当に知りたいことに
たどりつけない。
ノイズが多すぎて排除できない。
そんなストレスも、
増えた気がしている。
「情報を発信する」ことの
ハードルだけが、ぐぐっと
下がってしまった社会。
それはそれで、メリットも
確かにあるのだけど、
人は、けっこうカンタンに
「役立つ情報を発信したい」
「質のいいコンテンツをつくりたい」
「バズりたい」
なんていう。
当然そのためには、
もとになる豊富な“原料”が必要で
それらを厳選する
プロセスも経なければならなくて
それを扱う職人も
育てなければならないのであって
ああでもない、こうでもないと
調理加工する手間ヒマもかかるわけで。
ときどき、「その辺大丈夫?」と
改めて、確かめたくなることもある。