私たちは、あまりにも
行き届いたサービスに
慣れ過ぎてしまった。
今週、ちょっと地方に
出張していたのだけど
そうしみじみと
思うことがあった。
東京の街中で生きていると
そんなに準備や
段取りをしなくても、
大体のことは何とかなる。
電源とWi-Fi完備のカフェ、
駅前のファーストフード、
コンビニに行けば何でもあるし
乗り過ごしても
数分後に次の電車がやってくる。
レストランの接客が
ちょっと無愛想だと
「なんか感じ悪い」なんて
思ってしまい、
交通機関が数分遅れれば
文句を言い、
欲しい本はクリックひとつで
翌日に自宅まで届くのが当たり前。
でもそんな環境に慣れすぎて
自分の首もどんどん
しめているんだよなと
感じることが、ときどきある。
「それがプロの世界だ」と
いうのも正解だし
「競争社会の原理だ」
というのもたぶん、正解。
「そのおかげで便利に暮らせている」
のもまちがいない。
ただ「そこまでしなくても」
と感じるシーンが
増えてきたのは確かだ。