#121 うるう日の約束【三日坊主とひとりごと】

私は小林賢太郎さんが好きだ。

5年くらい前からかな。
作品は大体、劇場で
2回以上見るのが定番。

今年の演目は、一人芝居「うるう」。

この作品を最初に見たのは4年前だ。

いたく感動して、
またぜひ見たいと思ったけど
当時、小林氏はコメントで

「この作品は撮影してません」
「うるう年にしかやりません」

マジか、DVDにならんのか、
と、ちょっと残念に思っていた。

しかし!

そんなことも忘れかけていた今年。
あれから4年後の、うるう年の今年。

まさかの再演。

「うるう年にしかやりません」

ふと、その言葉を思い出した。

あれは本気だったんだ。
かっこよすぎかよ、と思った。

映像に残さない。
4年に1度しかやらない。
内容も演出も変えずに。
でも、作品自体は
パワーアップさせて。

コンテンツは「量より質」
なんていう議論が
あちこちで起こりがちな今

圧倒的なアウトプットを
目の前にすると、

「量」とか「頻度」なんて
一瞬で霞んでしまうことを
改めて思い知った。