私はとても
スロースターターである。
要は、お尻に火がつかないと
エンジンがかからない。
今年は全力で
それを改善しないと……
と、わかってはいるけれど
もう10代の頃からそうなので
なかなか厳しい課題である。
ライターの仕事をしていると
「文章書くのが好きなんでしょ?」
と思われるのだけど、
だから仕事も楽しいんでしょ?
といわれるのは
ちょっと心外だ。
文章を書くのは、
とても苦しい。
取材してきたことや、
話をしてくれた相手、
企業にどう返すか。
どう役立ててもらうか。
細かい部分まで
考えながら書くのだから、
まあ苦しい。
そして、文章を書き出す前は
もっと苦しい。
どう整理すれば
本当に言いたいことが伝わるか
取材した企業や相手のことを
考えながら、悶々とする。
最初のひとことを書き出すまでが、
本当に苦しい。
ひとつの原稿が書き上がって、
何かしらの成果が生まれたとき
やっと得られる達成感。
それがなかったら、
たぶんとっくに音を上げてるね。